みなさま、MHスクール校長の林みきです。
ハーブのリサーチのため、ロンドンにある植物園「チェルシー薬草園」に行ってまいりましたので、今日は、園内の様子をご紹介したいと思います。

薬草植物園は、世界中のハーブ研究者や、薬剤師、セラピストだけでなく、一般の方々も多く訪れ、来訪者が絶えないたいへん人気のあるガーデンです。ガーデンツアーもありますので植物園や薬草園の歴史についても学べます。

園内に入るとひときわ目を引くのは、ハンス・スローン準男爵(1660~1753)の銅像です。

ハンス・スローン準男爵は、アイルランド出身の医師。収集家、慈善家、起業家としても知られ、またチョコレートミルクの飲料を発明しました。彼は、ここチェルシー薬草園の土地を購入し、薬草園の運営団体に寄付同然で貸していたと、チェルシー薬草園HPのHistoryに記載されています。チェルシー薬草園HPのトップページにも、大きく彼の銅像の写真が出ていますので、彼の功績が高く評価されていることの表れでしょう。

続いて、カール・フォン・リンネ(1707~1775)の展示が目に留まりました。
リンネは、「トラベラー&教育者」と紹介されています。スウエーデンの博物学者、生物学者、植物学者であり、生物分類の体系化、学名の体系化をなしとげ、「分類学の父」と称されています。


ここからは薬草園の様子です。

◆薬草園
チェルシー薬草園は、1673年に設立された植物園です。ロンドンのスローン・スクエアから10分ほどのところにあります。
薬草の育成や効能の研究を目的として設立され、イギリスで2番目に古い植物園と言われています。東南アジアの部門では、日本の植物もたくさんみられます。植物園の中心にある池とロックガーデンは高山植物などがいっぱいに茂っています。このロックガーデンは、ロンドン塔の一部だった石や250年前の溶岩などが使用されているとも言われています。

◆薬用植物
精神医学で使用する薬草


ハチミツ酒


衛生&化粧品の薬草


皮膚病学の薬草


神経学&リウマチの薬草


ここに来るとそれぞれのハーブをじっくり観察して、時の経つのも忘れてしまうほどですが、先人たちが長い時間をかけて様々な地域の薬草を発見して、調べて、この地に集めて、治療に役立ててきたことを想像すると、改めて植物の持つパワーを感じます。
薬草園の見学の後には別の愉しみもあります。カフェでティータイムを楽しんだり、ショップでは植物の種なども購入したりと、あれこれ目移りしてしまうほどです。ハーブ好きな方、緑の癒しの時間を過ごされたい方には、是非お勧め致します。皆様もロンドンにいらした際には、お立ち寄りになられてみてはいかがでしょうか。