みなさま、MHスクール校長の林みきです。
先週、毎年8月に限って1ケ月間公開されている、ロンドン中心部にあるグレード1(最も重要な建造物)に指定されているクラレンス・ハウス(Clarence House)の見学に行ってまいりました。クレランス・ハウスは、ロンドン、シテイ・オブ・ウエストミンスターのマル通りにある、イギリス王室(ウェールズ公)の公邸です。ウェールズ公の公邸を拝見できることは、王室ファンにとってはこの上ない貴重な体験です。今回は皆様にもその様子をご覧に入れたいと思います。(クレランス・ハウスは写真撮影の禁止のため、公式ガイドブックからの写真を引用しております。)

①クレランス・ハウス(Clarence House)

クレランス・ハウスは、1825年から1827年にかけて、ジョン・ナッシュの設計によって建てられ、1953年から2002年までの約50年間、クイーンマザー(The Queen Mother)が住んでいました。現在は、ウェールズ公チャールズとコーンウォール公爵カミラ夫人が住んでいます。見学した場所は、ランカスタールーム、モーニングルーム、図書館、ダイニングルーム、ガーデンルームでした。2013年ラグビーワールドカップの代表や大会主催者の歓迎会が開催されたことでも知られています。

②ランカスタールーム (Lancaster Room)

こちらのお部屋は、ウェールズ公チャールズとコーンウォール公爵カミラ夫人のプライベートのお客様の接待に使われています。1947年、ランカスターの人々がプリンセス エリザベスとエデインバラ公に結婚のお祝いとしてお金を差し上げたことからランカスタールームと名付けられたようです。

③モーニングルーム (Morning Room)

プリンセス シャーロット、プリンス ジョージ、チャールズ皇太子、ハリー王子などの写真、1950年代に撮影されたエジンバラ公の写真などが飾られています。来館者は、これらの王室のコレクションを閲覧することができます。天井の石膏は、エリザベス女王の王冠です。2012年には、エリザベス女王とフイリップ エデインバラ公の65回目の結婚記念日のイベントが行われました。また2013年には、プリンス ジョージの洗礼式も行われました。
           
④ザ・マル (The Mall)(ロンドン)

ザ・マルは儀式用の道路として19世紀後半から20世紀前半にかけて建設されたといわれています。載冠式、格調高い軍隊パレードなど無数の歴史ある王室行事を見ることができる壮大な行進路です。

ザ・マルは、ロンドン、シティ・オブ・ウエストミンスターの南西端にあるバッキンガム宮殿、およびトラフアルガー広場を結ぶ通りで、長さは930メートルあります。日曜日や休日、祭典や儀式が行われる時には、交通規制がかかる場合があります。各国の国賓がイギリスを訪問する際には、国賓とエリザベス女王を乗せた馬車が、ユニオン・ジャックの国旗で装飾されたザ・マルを通ってバッキング宮殿に向かいます。エリザベス女王の即位50周年記念祭では、100万人以上の人々が参加し宮殿のバルコニーに姿を現すイギリス王室の姿を見ていました。2012年のロンドンオリンピックでは、男女の自転車ロードレース、マラソン、競歩の発着点にもなっています。

⑤クイーンヴイクトリア記念碑 (Victoria Memorial) 

バッキンガム宮殿正面の位置にクイーンヴイクトリア記念碑があります。ヴイクトリア女王は1837年から1901年までイギリスの女王として在位していました。ロンドンの観光スポットのひとつです。
     
⑥バッキンガム宮殿 (Buckingham Palace)

バッキンガム宮殿は、ザ・マルより南西端の位置にあります。宮殿は、女王の公邸で、執務の場、王室庁の事務本部として公務に使用されています。毎年8月、9月は一般公開され、王室コレクション並びに19室の中をみることができます。

⑦セントジェームズ パーク (St James’s Park)の正門

セントジェームスパークは、23ヘクタールの公園です。ザ・マルの反対側に位置するところにあります。歴史公園と庭園のグレード1に登録されています。

⑧アドミラルテイ・アーチ (Admiralty Arch)

アドミラルテイ・アーチは、ザ・マルの北東橋、トラファルガー広場との境にあります。グレード1の保存建築指定を受けています。1912年、ビクトリア女王をたたえて作られた門です。アドミラルテイは、海軍本部、アーチが隣接することからこの名前の由になっています。

8月はバッキンガム宮殿も一般公開されていますので、クラレンス・ハウスと合わせて両方の内部を見学する機会に恵まれましたら、またとない貴重な体験となることでしょう。