みなさま、MHスクール校長の林みきです。
東京は、8月に入り20日連続で雨が降っているそうですね。ロンドンの天気も例年になく涼しく肌寒いくらいの気候です。今年の世界陸上は、ここロンドンで開催されましたので、このブログでもご紹介したロンドンの観光名所を、マラソンのテレビ放送でご覧になられた方もいらっしゃることと思います。(ご参考:世界陸上2017公式サイトのマラソンコース

さて、私自身は先日、大英博物館で開催されていた葛飾北斎の展覧会に行ってまいりましたので、今回はそのご紹介をいたします。

1.大英博物館 (British Museum) – ギリシャ神殿を思わせる正面入り口

大英博物館は、世界各地に植民地を築いた大英帝国時代の功績が大きく、膨大なコレクションがあり、また世界三大博物館の1つにもなっています。世界の歴史と文化が一箇所に集められていることも貴重な存在であると思います。

大英博物館の歴史は、1753年、ハンス・スローン爵というかなりの資産家で医者が、生涯をかけて集めた図書、植物、標本などを国に買い取ってもらい一般公開したことが始まりです。ロンドン南西部チェルシー地区のスローン・スクエアやハンス・ロードという地名に、彼の名前が残されていることからも彼なしでは、大英博物館は存在しなかったと言っても過言ではないと思われます。

2.グレートコート(Great Court)の葛飾北斎の案内図
大英博物館の正面玄関を通り、中にはいると、屋根付きの広い中庭に出ます。この中庭はグレートコートと呼ばれ、英国建築界の巨匠ノーマン・フォスターによって設計され、2000年に改装されたエリアです。グレートコートは博物館巡りのスタート地点にもなっており、写真のように特別展示の案内が掲示されていました。

私が大英博物館を訪れた時は、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760年〜1849年)のエキシビション「Hokusai: beyond the Great Wave」が開催中でした。1820年~1849年の30年の富士山シリーズの代表作として有名な、「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が、今回の北斎の特別展の象徴画となっています。

また、写真禁止でしたので、特別展の中の写真は撮れませんでしたが、北斎が死ぬ間際に「天があと5年、私に命をくれるならば、私は本物の画家になれたであろう」と語り、90歳という長寿をまっとうし最期まで自分の道を探求したといわれる北斎の作品には、国籍を問わず世界の人々の心に訴えるものがあると改めて実感いたしました。

3.パンフレットより

●南の風の澄んだ日、赤い富士山(三十六の富士山の浮世絵より)1831年:右上
●ツツジとホトトギス 1834年:右下

この葛飾北斎展「Hokusai: beyond the Great Wave」は、今月13日にて特別展示を終了していますが、大英博物館の公式サイトには、「Hokusai: beyond the Great Wave」の紹介もあります。
リンクをクリックするとそのページに飛びますが、ページが開くと同時にすぐに音声が流れますので、あらかじめご承知おきくださいませ。

また、北斎展は今年の10月に大阪、あべのハルカス美術館にて、「大英博物館国際共同プロジェクト北斎-富士を超えて」と題して開催されるようです。公式サイトのみどころにも詳しい説明がありますので、こちらもご参考になさってみてください。