みなさま、こんにちは。MHスクール校長の林みきです。ロンドンの郊外、テニスで名高いウィンブルドンの先にある、テムズ川岸の「ハンプトン・コート宮殿 ガーデン・フェステイバル(Hampton Court Palace & Garden Festival)」に行ってまいりました。
ハンプトン・コート宮殿は、英国の歴史において最も有名な国王ヘンリー8世(1491年〜1547)の王宮であり、歴代君主の居城でした。500年に及ぶ歴史の中で増改築が繰り返され、チューダー様式、バロック様式、ジョージアン様式の混合した独特な宮殿。建物を取り囲んで敷地内にはそれぞれ違った魅力をもつ素晴らしい庭園が広がり、有名な庭園もありました。宮殿には、たくさんの歴史の物語があり、そして宮殿内では、多くの美術品、絵画、ウィリアム3世のアパートメント、ヘンリー8世時代に作られたキッチンなども見学しました。
ハンプトン・コート宮殿
ハンプトン・コート正面入口
ファウンテン・コート
王室礼拝堂
ヘンリー8世のキッチン
ワイン・セラー
宮廷の中庭 マスター・カーペンターコート
ワインの噴水
女王の階段とアポロ姿で描かれたホントホルスト作のチャールズ1世
女王の階段の天井
ジョージ1世の肖像画
ジョージ2世の肖像画 (1727年〜1760年)
キャロライン王妃の肖像画 (1768年〜1821年)
キャロライン王妃のプライベート ダイニングルーム (キャロライン王妃とカンバーランド公爵の肖像画)
キャロライン王妃のプライベートの寝室
王寝室の浴槽タブ
レストラン
ガード チャンバー
女王のプリヴイ・チェンパー
ディナーテーブル
タペストリー
カードゲームテーブル
室内テニスコート
クロック・コートの番人
ティジュー・スクリーンのパネル
アイリッシュハーブをかたどった中央のサイファー。金箔が被せられています。その他のパネルには、ウイリアムとメアリーのモノグラム、ガーター勲章のエンブレム、イングランド、スコットランド、そしてフランスを表すシンボルが見えます。
ブロード ウォーク
プリヴィ・ガーデン
グレート・ファウンテン・ガーデン
英国らしい庭、 ボーダー花壇
ハンプトン・コート宮殿は歴史の秘蔵でいっぱいです。本当に素晴らしい宮殿だと感動させられました。宮殿内の庭も豪華で感動。ハンプトンで有名な、王室礼拝堂近くの「幽霊の廊下」も見学、第5妃キャサリンの怨念が幽霊となって礼拝堂の廊下に出没するというゴースト・ストーリーはイギリスならではとますます興味を持ちました。
Hampton Court Palace & Garden Festival
続いて、ハンプトン・コート・パレス・ガーデン・フラワーショーをご覧に入れます。王立園芸団体(Royal Horticultural Society、略称RHS)が主催する毎年恒例の大規模の花の祭典です。ケイト妃の「Back to Nature Garden」もありました。今年は環境問題にそなえた自家菜園やヘンリー8世の即位510年を記念してチューダー様式のテーマのガーデンなどもありました。少し写真撮影が可能でしたので、一部ご紹介いたします。
エントランス
クリエイティブデザイン
ローズフェステイバル
ローズ
ローズ園芸用品のブース
耐乾性の庭の花
植木鉢のアレンジメントのディスプレー
テーブルアレンジメント ディスプレー
ディスプレー
テーブルセッテイング
海のゴミの製作品
ブロンズ オブジェブロンズ オブジェ
フェステイバルの会場に集まる人々
会場ではデザイナーのトークショー、フラワーアレンジメントのデモンストレーション、演奏などが行われていました。
West End Choir
The Buzztones
ハンプトン・コート・ テームズ川埠頭
テームズ川 ボートレース
ハンプトン・コート宮殿・フラワーショーガーデニングの作品よりも園芸用品のブースが多くあり、ガーデニングを愛する人たちにはショッピングが楽しめたと思います。ホームガーデニングまたイングリッシュガーデニングを学ぶ人には参考になるのではと感じられ、イギリス人のイングリッシュガーデニングへの思いが深いことを改めて実感した一日となりました。