みなさま、こんにちは。MHスクール校長の林みきです。イギリスの政府機関のある、ロンドン中心部に存在するテムズ河畔に建つウェストミンスター宮殿 (The Palace of Westminster)を見学してまいりました。
ウェストミンスター宮殿
ウェストミンスター宮殿は、1045年にEdward the Confessorによって建立、現在は国会議事堂(House of Parliament)として使用され、ユネスコ世界遺産となっています。今回、国会議事堂の内部ウェストミンスターホール、セントステファンズホール、セントラル ロビー、メンバーズ ロビー、クイーンがロ—ブを着るロビンルーム、ロイヤルギャラリー、上院議場(House of Lords Chamber)、下院議場 (House of Commons Chamber)などを見学しました。
修復中のウェストミンスター宮殿
ジョージ5世の銅像(1865~1936)
オリバー・クロムウェルの銅像(1599~1658) 政治家、軍人、イングランド・ スコットランド・アイルランドの領主
リチャード・クール・ド・ライオン銅像 リチャード1世(1157~1199)
ウェストミンスター・ホール内
ステンドグラス
セント・ステファンズ・ホール・エントランス
セント・ステファンズ・ホールは1834年の火災で多くを破壊したあとに再建
「議会とピータールー」展
ウェストミンスター宮殿に付属するビッグベン(Big Ben)は高さ96メートルの時計塔の愛称。2012年 エリザベス女王即位60周年を記念にエリザベス・タワーに改名されました。2017年8月21日正午を最後に2021年までの4年間は修復中で、ビッグベンの鐘の音は「大みそか」と「戦没者追悼の日」にのみ聞くことができます。
修復中のエリザベス・タワー
修復前のエリザベス・タワー
隣接するウェストミンスター寺院 (Westminster Abby)の敷地内には、聖マーガット教会(St. Margaret’s Church)があります。ウェストミンスター寺院は、1065年、エドワード王により創建された教会です。多くの国王、王妃、そして英国が世界に誇る数多くの偉人たちが埋葬されています。火災や戦火による建て直しを経て3代目となる現在は、壮麗なゴシック建築としても知られ、ユネスコ世界遺産の登録がなされています。
ウェストミンスター寺院案内
ウェストミンスター寺院 北エントランス
ウェストミンスター寺院
ウェストミンスター寺院 西エントランス
聖マーガレット教会
ウェストミンスタースクール
ウェストミンスター寺院 西正面エントランスに建つ、クリミア戦争とインド反乱記念碑
バスカー
かつての宮殿だけあって、その華麗と豪華さに感動、感激する1日でした。イギリスの儀式や貴族院、下院のシステム、ナポレオン戦争、ワーテルローの戦争物語の絵画もとても印象的。見学した全ての場所は重厚感に溢れる空間でした。BBCテレビのニュースで普段よく目にする議場が、思ったよりも狭いのには少々驚きました。次回は、パブリック・ギャラリーの聴衆席で、実際に国会の討論しているところを見学したいと思います。イギリスの歴史の偉大さを、改めて感じとられる有意義な時間を過ごせました。
※議事堂内は写真撮影禁止のため、写真の一部をご紹介いたしました。