みなさま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

渡航制限が緩和されコロナ禍の前の生活に戻りつつある英国ですが、英国政府は、新型コロナウイルスは私たちの健康を脅かす存在なので引き続き自己管理の重要性を告知。英国全土において追加ワクチン接種が開始され、子供の初回接種も開始される予定です。本日は英国のイベント「ハロウィーン」をご紹介いたします。

ハロウィーン 2021年10月31日
写真 Halloween Wikipedia より

10月31日は仮装パーテイで有名な「ハロウィーン」です。ハロウィーンの起源はアイルランドと英国で、古代ケルトの大晦日の夜に由来しています。

2000年以上前に古代アイルランドと英国の地にはケルト族が住み、ドルイド教が信じられていました。古代ケルトの暦では11月1日から10月31日が1年とされ、新年の11月1日はSamhain(サウィン、ケルト語で夏の終わりの意)と呼ばれていました。古代ケルトの大晦日である10月31日には、死者の魂が家に戻り、悪霊や魔女がさまよい歩くとされ、人々はこれらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚火を焚いたり、家々から食べ物を集めて捧げものをしたりして悪霊を追い払おうとしました。この習慣がハロウィーンに変化したと言われています。

ハロウィーンは「古代ケルト」と「古代ローマ」そして 「キリスト教」が融合して生まれたものです。「Trick or Treat」と子供が呼び、お菓子をおねだりするのは、中世時代の農民が祭り用の食料をもらって歩いたことのなごりのようです。